おバカのぴかちゃん、今日も行く
おバカのぴかちゃんの、小さな物語。
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75

暦が言いました。

「人間ってさ、どうやら時が気になるみたいだよな。面白いよな。」

隣の日めくりが言いました。

「そうそう、昨日も大安だってんで、ここの孫の七五三のお祝いで、そりゃもう大盛り上がり。
じいちゃんとばあちゃんが、はしゃぐことはしゃぐこと。
でも、可愛かったんだぜ、その孫。」

ちょっと離れたカレンダーが、言いました。

「あんたたちはいいわよ。太陽暦だもの。あたしなんて、太陰暦のカレンダーよ。
ちょっと前までは、チヤホヤされてたのがウソみたい。」


そばで聞いていた時計が言いました。

「あのなぁ…、文句言うのもいいけれど、人間が時を気にしてくれるお陰で、俺たちここにいられるんだぜ。
時の意味はオレにはわかんねぇんだけどな、それのお陰でこうしていられるんなら、ありがたいこっちゃねぇか。なぁ…」


みんな、神妙にうなずきました。



おバカのぴかちゃん、今日も行く。
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