おバカのぴかちゃん、今日も行く
おバカのぴかちゃんの、小さな物語。
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9月に入って、秋の気配がだんだんと濃くなってきました。

丹精込められた田んぼの稲たちは、穂を膨らませて、実りの秋を待ちわびています。

そんな中、一枚の田んぼだけ、およそ半分の稲が倒れていました。

そばで呆然と見つめる一人の男がいました。

「水も充分にやれずに、すまなんだ。
 
 雑草も伸び放題で、すまなんだ。」

独り言のように、その男はつぶやいていました。

男の足元で、カエルが言いました。

「今はそうして、彼らにしっかり詫びるんだな。

そして、次の瞬間からは、今以上の祈りを込めて、彼らと向き合うんだな。

おまえが生きるということは、きっとそういうことだと、オレは思う。

さもないと、あいつらは来年も、へそを曲げるぞ。」

カエルはまっすぐにその男を見つめながら、そう言いました。



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