おバカのぴかちゃん、今日も行く
おバカのぴかちゃんの、小さな物語。
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ぴかちゃん、今日も元気に、ももちゃんとお散歩です。

朝の早い時間なので、広い公園にはだ~れもいませんでした。

ももちゃんは、芝生の上を、思う存分走り回りました。


と、突然に・・・

「ボーーーーッ!!!」

大きな汽笛が鳴りました。

海沿いのこの公園には、大きな船がそばに止まっていたのです。

ももちゃんは、あまりの音にビックリして、あたしのそばに走り寄り、離れようとしません。

「大丈夫だよ。あれは船の汽笛だよ。怖いことはないよ」

ぴかちゃんはももちゃんに言いました。

でも、まだももちゃんはぴかちゃんのそばを離れずに、尾っぽを股の間に入れたまま、ビクビクしています。


ももちゃんが言います。

「あのなぁ、オレはお前とは違うんだよ。

オレの生まれ育ったこれまでに、あんなでっかい音を聞いたことはないんだよ。

まして、(汽笛)ってなんだよ?

船すら知らないオレが、汽笛なんてわかるわけないだろ。

この音は、こういうものだ・・・と言うのは、知識だな。

それも確かに大切だ。

ただな、圧倒的なものの前には、オレにかかわらず、命がひれ伏してしまうんだな。

知識で補える以上のものに出会った時、お前もオレの気持ちが、わかるはずさ。」

そう言って、二人はしばらく、並んで歩きました。



おバカのぴかちゃん、今日も行く。
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